近年、悪天候による洪水の被害が全国で多く発生しています。
こうした災害を防ぐには「砂防工事」が欠かせませんが、工事の費用が気になりますよね。
今回は砂防工事にかかる費用について解説していきますので、ぜひ参考にしてください。
▼砂防工事の費用はいくら?
砂防工事は大自然の中に人工物を作る工事ですから、費用も比較的多くかかります。
例えば高さが14m程度の砂防ダムを作った場合、本体だけでも1~4億円程度の費用が必要です。
この他に橋やトンネルなどの周辺工事も行うと考えると、最大で12億円程度の予算を見込まなくてはなりません。
ただし、砂防工事にかかる費用は基本的に税金でまかなわれます。
個人からの持ち出しがあるとは考えなくても良いでしょう。
■人命を救うのに必要な経費
砂防工事の費用だけを見ると、非常に高価な工事だと感じる方も多いと思います。
しかも税金から捻出されると考えると、もっと他の事業に費やしたほうが良いと考える方も多いかもしれません。
しかしひとたび洪水が起きれば何千億円にも相当する被害が出ますし、人命も多く失われます。
こうした被害を未然に防ぐための経費と考えれば、砂防工事の費用対効果は非常に高いものだと言えるんですよ。
▼まとめ
砂防工事の費用は、14m程度の高さの砂防ダムを作った場合で1~4億円程度です。
周辺設備も含めると12億円程度の予算が必要です。
金額だけ見ると高額ですが、洪水による人命損失などの被害を考えれば費用対効果は高いと言えるでしょう。
近年は全国各地どこで災害が起きるかわかりません。
被害を未然に防ぐためにも、ぜひ早めに砂防工事をご検討ください。