生活の中で欠かすことのできない橋は、どのように建てられているのでしょうか?
なかには、橋がどのように作られていくのか興味がある方もいらっしゃいますよね。
こちらの記事では、橋梁工事の手順について解説していきます。
▼橋梁工事の手順
橋梁工事には大きく2つの手順(下部工・上部工)があります。
まず、基礎部分を築く下部工についてです。
下部工は、基礎杭工・土留め工・掘削支保工・橋脚構築工・埋め戻しの順に施工が行われます。
次に行われる上部工は、下部工で築き上げた土台の上に橋本体を作っていく作業です。
橋桁仮設工・床版工・橋梁付属物工・舗装工・設備工の順に行われ、橋が完成します。
■下部工
まずは橋が倒れてしまわないように、杭を地面に打ち込む作業を行います。
続いて地盤が作業中に崩れないようにし、打ち込んだ杭の周りに矢板と呼ばれる仮留めを設置するのです。
地盤を掘り進めつつ、矢板の支えを設置する支保工を行います。
続いて枠組みを組み立て、コンクリートを流し固め、その上から橋桁を作っていくのです。
最後に掘った場所を埋め戻して、下部工は完了となります。
■上部工
土台ができたら橋桁を設置し、その上からコンクリートで床板を作ります。
続いてコーティングや舗装を行い、最後に照明や標識などを建てたら橋の完成です。
▼まとめ
橋梁工事は大きく分けて、2つの手順(下部工・上部工)があります。
まず下部工で土台を作り上げてから、上部工で橋を仕上げていくのです。
生活を支える橋は、上述の手順を丁寧に行うことで完成します。
橋の建設を視野に入れている方がいらっしゃいましたら、当社にお気軽にご相談ください。