川や道路の上に橋をかける橋梁工事ですが、その工事の方法(工法)にはいくつか種類があるのはご存知でしょうか。
工法を知ることで、工期・コスト面の違いをおおまかに把握することが可能です。
そこで今回の記事では、橋梁工事の種類について解説していきます。
▼橋梁工事の工法の種類
■ベント工法
最も一般的な工法で工期が短く、コストも抑えることが可能です。
移動式のクレーンを使用して土台を組み立ててから、鋼でできた架設桁を設置していきます。
■ケーブルエレクション工法
ケーブルエレクション工法では、谷や深くて水の流れが早い川などで用いられます。
この工法には、強度の計算や風に耐えられる設備を作る必要があるため、熟練の技がです。
移動式クレーンを使用しながら設備を組み立てて、鉄塔から伸ばしたケーブルで部品を吊り下げて施工を行います。
■送り出し工法
送り出し工法は、流水部や鉄道などで下にクレーンが設置できない場所で用いられるのが一般的です。
現場のすぐ隣に機材を組み立てられる場所で行うため他の工法と比べて設備が多く、期間も長くなる傾向にあります。
■トラベラークレーンベント工法
トラベラークレーンベント工法は、橋の下にクレーンが設置できない場合に用いられます。
桁上にクレーンが走行できる設備を整え、運搬台車で部品を搬入し徐々に前進しながら橋を作り上げていく方法です。
■フローティングクレーン工法
すでに組み立ててある橋梁のブロックを移動させ、クレーンを使用して一気に橋を完成させる方法です。
部品はほぼ完成状態のため、比較的短期間で工事が終了します。
▼まとめ
橋梁工事の方法には、以下の種類があります。
・ベント工法
・ケーブルエレクション工法
・送り出し工法
・トラベラークレーンベント工法
・フローティングクレーン工法
橋は設置する場所によって工法が異なり、熟練の職人がその場に合った工法で丁寧に作業を進めていきます。
橋の設置を視野に入れている方や、コストや期間に関してお悩みの方はぜひ当社にご相談くださいね。